1・2のアッホ!!/コンタロウ
僕が子供の頃は、まさにマンガ少年だった。
今どきの子供がゲームに熱中するのと同じように、僕はマンガに熱中した。
僕がマンガにはまったのは「週間少年ジャンプ」が絶頂期にさしかかる手前である。
300万部突破!500万部突破!なんて騒いでた頃は「少年ジャンプはもう終わった」と思っている。
メジャーになったら連載作品が洗練されて、僕の趣味に合わなくなっていた。
そのちょっと手前、少年ジャンプがメジャーじゃなかった頃、まだ月刊誌が主流だった頃が僕のフィールドだった。
へたくそなマンガが多かったし、ストーリーも稚拙だったと思う。
マンガが「マンガ」だった頃、「コミック」なんて呼ばれなかった頃、漢字の「漫画」でもない頃の、僕のお気に入り”マンガ”を紹介したいと思う。
一回目は”コンタロウ”先生の「1・2のアッホ!!」です。
1975年-1978年に「週間少年ジャンプ」に連載されました。
コンタロウ先生は、多分、赤塚賞に応募してデビューした人だったと記憶している。
この頃少年ジャンプではストーリー漫画は「手塚賞」、ギャグ漫画では「赤塚賞」と名づけて新人漫画家を発掘していた。子供の頃、賞金を見て「自分も・・・」って思った。
(残念ながら才能が無く断念する。)
約30年前でも「手塚治虫」は神様だった。「ブラックジャック」や「三つ目がとおる」の連載にアツクなっていた。
「赤塚不二夫」は僕の世代では古すぎて「神」としては扱えなかった。この時代には人気連載もなく。すでに過去の人って思ってた。
この時代「星野之宣」「諸星大二郎」「江口寿史」「小林よしのり」等、現在では巨匠と呼ばれる作家が少年ジャンプからデビューしている。
僕は彼らが短編で賞をとり、ジャンプに載り、短い連載から長い連載を開始、メジャーになっていく過程をリアルタイムで体感している。(~o~)
コンタロウは同時代にデビューした作家と比べ、現在ではあまり認知されていない。おそらく若い人は「それ誰?」っていうかもしれない。
まずペンネームがヘン。カタカナのペンネームって聞いたことあまりない。
ペンネームの由来は知らない。
でも、コンタロウの絵柄とやけにマッチしている。作者のカタカナの名前が表紙ページの絵と一体となって作品の一部と化している。
タイトルがヘン。登場人物とも関係ないし、意味も通じない。
でも「1・2のアッホ!!」が、この作品の全てを表現している。
読めば判るが、まさに「1・2のアッホ!!」なのである。
「1・2のアッホ!!」ワールドに触れた人はアッホになる。アッホに取り付かれる。アッホ菌に感染し、キャリアとなってアッホを周囲に撒き散らす。(アホではないアッホだ。)
←(カントクの必殺技です)
すさまじパワーと独自のワールドを形成するこの作品は、僕の貴重な少年時代の記憶として燦々と輝く名作です。今読んでもアッホワールドに引きずり込まれ、アッホ病が再発しそうになる。
主人公は「カントク」?っていう老人。本名はヨクわからない。無いのかも・・・
何故か中学校のホッタテ小屋に住むサングラスしたボケ老人が毎回豪快なストーリーを展開する。(ボケてんのかどうかも良くわからない)
サブキャラで「さだおかちゃん」や「波目ちゃん」がいる。
←(犬なんだけど先生ってキャラもいた)
出てくるキャラは全部顔がヘン
約30年たった今でも鮮明に思い出すことが出来る、ひじょ~に印象的な顔です。
「1・2のアッホ!!」は残念ながら現在は売られてません。中古屋を探すとタマに出てきてすごいうれしい(~o~)
しかも、最近の人には価値がわからないらしく、非常に安い値段で売られてたりする。(100円とか)
僕にとっては3000円の価値はある貴重本です。
全10巻です。
コンタロウさんは、その後創刊されたばかりの「ヤングジャンプ」で「いっしょけんめいハジメくん」を連載している。今ではこっちの方が有名かと思う。
「はじめくん」の後、彼がどうしてるかよくわからない。
しばらくは、「はじめくん」の亜種のような作品でしのいでいたようだが絵が荒れちゃったって思った。
新作とか新キャラは、ずっと見てない。
ギャグマンガ家によくあることで「枯れちゃった」「出尽くした」のかもしれない。
「1・2のアッホ!!」はコンタロウさんの絶頂期の最高傑作としてもっと評価されるべきと思うが、いかがだろうか?
1・2のアッホ!!...←中古でありました(T_T)
お勧めサイト
| 固定リンク


コメント
私もアッホ菌感染者です。このマンガはもっともっと評価されてしかるべきですね。
投稿: hyuma | 2005/09/08 14:24
はじめまして、アイシールドです。
ココには、わたにとってあまりに懐かしいマンガがいっぱいありますので、簡単なコメントをしていきたいと思います。
『1・2のアッホ』は中学~高校にかけてジャンプ誌上で読んでいましたし、連載当時は大好きなギャグマンがのひとつでもありました。
カントク、定岡くん、波目くんは今でもよく覚えています。
コミックも全巻持っていました。
ただし、大学時代になり、このマンガをコミックで読み返しても、まったくおもしろく感じなくなり、古本屋に10巻300円ぐらいで売却した覚えがあります。
ギャグに普遍性がなかったのか、わたしの好みがかわっていったのか・・・
今考えるともったいないことをしましたね。
そんな、古本屋に売られていったマンガは、わたしには山のようにあるのですが、太郎さんも同じなのでしょうか?
昔買ったコミックは、ずっと大切に保管していますか?
投稿: アイシールド | 2006/09/06 22:55
子供の頃は山のようにあったマンガ本を大事に保管しておりましたが、自分が居ない間に母親が捨ててしまい、すごく悲しい思いを何度もしております。
母親からみると単なるゴミにしか見えないようで、これは大人になってからも続いております。
実家の物置にダンボールで保管していてもいつの間にか無くなることがあります。(チャンと捨てるなって言ったのに(ーー;))
そんなワケで、現在持っている古いマンガのほとんどは大人になってから古本屋を漁り、買い集めたものです。
これらは、実家には持っていかないで大事に自分の住んでるところに保管してあります。
投稿: 太郎 | 2006/09/07 06:58
激しく同意します!
♪カントクちゃ~ん、さだおかちゃ~ん、ふたりはなかよし、ハイハ~イ♪
当時、私は「りぼん」や「なかよし」など、フツーに少女マンガを愛読していた女子小学生でしたが、なぜか「1・2のアッホ」と「包丁人味平」が大好きで、いとこの兄ちゃんトコに毎週ジャンプを読みに行っていました。
その後アッホはコミックスを揃えてリピートリピート…。
好きだったなぁ…。
今思えば、『鋭い指摘!(ビシッ!)』なネタも多かったですよね?
時事ネタやら風刺ネタやら…。パロディのネーミングが秀逸。
子供心に「うまいコト言うなぁ…」「冴えてるなぁ!」と感心してました。
『目指せ!甲子園(←甲子園という店名のラーメン屋に行く)』とか、笑いました。
投稿: あかね | 2011/01/25 12:43