ストップひばりくん/江口寿史
江口寿史の最後の作品です。(笑)その後もチョコチョコ描いてたようだが・・・1981年-1983年「週間少年ジャンプ」で連載されていた。
前作「すすめパイレーツ」の後の連載で、すごく期待していたマンガ家の一人だった。
「すすめパイレーツ」の後半から、急激に絵がうまくなった印象がある。「ストップひばりくん」で、その才能が開花したと思っていたら、”こわれちゃった”みたい・・・
作中で「白いワニ」がくるっていうギャグがあった。これは、締め切りが迫っても描けないでいると原稿から白いワニが出てきて作者を襲うらしい。これをギャグにしていた時期があった。
←(ひぱりくんと耕作。ひばりくんはおかまです。)
ジャンプで読者投票により、トップ10の作者の読み切りを載せる愛読者賞という企画があった。週間の連載をしながらである。
このとき「ポッキー」って超能力モノの作品だったと思うが「週間少年ジャンプ」に鉛筆の下書きのままで印刷されたことがある。
これを見て「なんだこりゃ、手抜きだ」と思ったが、描けないというか、描きたくない状況に追い込まれていたらしい。
この頃「週間少年ジャンプ」は発行部数至上主義で、マンガ家を酷い状態で使いまくっていたらしい。
(新聞並の発行部数を誇っていた。毎週600万部は超えていたと思う。)
その結果、壊れるマンガ家が後を絶たなかった。
壊れるマンガ家は絵が荒れてくる。江口寿史にも、その傾向はあった。ひどい人は「うつ病」になったりして「自殺」ってこともあった。
「ストップひばりくん」は江口寿史の抜群な画力とギャグセンスで大ヒットしたが、わずか4巻で終了している。非常に残念なことである。
江口寿史は壊れていなければ今ごろはマンガ界の大御所として君臨していたに違いない。
これだけの素晴らしい才能が失われたことは残念であるが、天才のキラメキは一瞬という言葉もある。
江口寿史がキラメイていた時代を、読者としてリアルタイムに体感できたことをうれしいと思う。
その後、江口寿史の絵をまねた作家が多数登場しているが、やはり、絵だけではない、作家の内面からあふれるオーラ、センス・・みたいなものは誰にもマネできないでいる。
江口寿史は天才だったと、つくづく思う。
ストップ!!ひばりくん!←天才です(T_T)
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