デビルマン/永井豪
実はアニメのデビルマンしか知らずに大人になった。後からマンガの原作があるらしいと聞いて、慌てて探した覚えがある。1972年に「週間少年マガジン」で連載されていた。マンガとアニメはほぼ同時進行だったようだ。
当時まだ8歳だから、マンガの方をみていたら怖くてトイレにも行けないようになっていたんじゃないだろうか?
この作品は日本マンガ史上トップ10に入る名作であることは間違いない。これに類する作品で「デビルマン」を超えた漫画は未だに存在しないと言い切れる。
アニメと違ってマンガの「デビルマン」は単にデビルマンと悪魔の戦いではない。人間の本性に迫る、見方によっては怖い文学作品といってもよい。
特に印象に残っているシーンは初めて読んでから20年近く経過しているが、目を閉じれば思い出せる。終盤に描かれた人間による人間の惨殺シーンだ。
「牧村美樹」の切られた首、弟の切られた首、おじさんとおばさんの拷問、人間に対して怒ったデビルマンの顔、全て恐ろしいものとして脳裏に焼き付けられている。
「不動明」の最後、下半身の無い「不動明」の姿が忘れられない。
ジンメンが言った言葉「人間は動物を殺して食べている。だが、俺は人間を殺さないで食べた」
こんな作品がよく少年漫画誌で連載できたものだと思う。現在でもあんな残虐シーンは許されないと思う。
この頃の永井豪さんの絵は今よりも雑に見えるが、迫力は昔の方が上って気がする。
永井豪さんは最近青年誌で「デビルマン」の続きのような作品を描いているが、エッチシーンだけはさすがに青年誌だけあって豊富に遠慮なく描ききれている。
が、人間による残虐シーンとか、人間側にある矛盾点とか人間の本性みたいな部分が足りない気がする。
デビルマン←初代のデビルマンが好き
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