« 熱風の虎/村上もとか | トップページ | 1・2の三四郎/小林まこと »

プロレス・スーパースター・列伝/梶原一騎・原田久仁信

プロレス・スーパースター・列伝/梶原一騎・原田久仁信第三次プロレス黄金期にあたる1980年~1983年に「週間少年サンデー」に連載されていた。ちょうどこの頃は「初代タイガーマスク」佐山さとるが大活躍し「新日本プロレス」でジュニアヘビー闘争なるものが勃発していた時代である。毎週テレビを楽しみにしていたものだ。

プロレスラーの半生を紹介したもので、一人の物語が終了すれば次へと続き、この当時の人気レスラーはかなりの数が網羅されていた。順調に連載が続けば当時のプロレスラーの資料としても現在活用出来ていたはずであった。
なのに・・・

「あしたのジョー」、「空手バカ一代」、「巨人の星」などで有名な「梶原一騎」氏の原作で、氏の格闘技に対する知識の深さとか、プロレス界との交流、顔の広さには感服する。
独自に創作した世界もよかったが、こんなドキュメンタリーでも氏は才能を発揮している。
この作品はかなり人気があったはずだが、ある日突然終わる。梶原一騎氏が何かの事件を起こしてのことだったと記憶している。ある日忽然と消えてしまった感じだった。
この後、梶原氏の作品は見当たらなくなってしまい恐らくこの事件でマンガ界から追放されたような形になったのだと思う。
そんな「梶原一騎」さんだが1987年50歳で亡くなっている。非常に惜しい才能を失ったと感じた。マンガの原作という特殊なジャンルの職業を確立したのは「梶原一騎」の功績による。

作画は「原田久仁信」さんだが、はっきり言って非常に失礼だが、この作品以外に知らない(^_^;)
絵はあまり特徴がなく、恐らく独自のキャラクターを描けば、つまんない絵になったと想像される。だが「プロレス・スーパースター・列伝」ではプロレスラーの顔とか仕草を真似て描き、違和感なく読みきることが出来る。作品内容と絵が合致しているのだ。この作品というか実在の人物の描写に向いていた絵柄だったのだろう。作品の質は「梶原一騎」の原作と「原田久仁信」の絵により完成度の高さは抜群である。

梶原一騎」の作品としての価値よりもプロレスの歴史を検証する資料としての価値が高い作品です。

プロレス・スーパースター・列伝←梶原ファンよりもプロレスファンにお勧めです。

ブログランキング・にほんブログ村へ Yahoo! JAPAN

|
|

« 熱風の虎/村上もとか | トップページ | 1・2の三四郎/小林まこと »

コメント

こんにちは。このマンガをネットで検索したらたどり着きました。
全部読んだことはないのですが、プロレスラーの経歴や人柄がが良くわかる本で大好きデス。

投稿: にゅ | 2005/04/02 09:21

にゅさんコメントありがとです。
この作品は当時のプロレスファンにはバイブル的な存在と思います。僕も、これでかなり勉強しましたし、作品に出てきたプロレスラーをマスマス好きになりました。

投稿: taro | 2005/04/02 23:17

似たような作品で中城健と組んだ、
マガジンの
「マーシャルアーツ大戦争・四角いジャングル
(後に、単に「四角いジャングル」と改題。
テーマがプロレスの方に移ったからだ)」が
あります。これは時事的な出来事を
後追いしたのでいまひとつ妙な感じだった。
また、69年ごろ少年キングで辻なおきと組んだ
馬場の伝記「ジャイアント台風」という長編も
あります。これはいい作品だったと思う。

投稿: 砂野 | 2005/04/03 11:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57190/2325290

この記事へのトラックバック一覧です: プロレス・スーパースター・列伝/梶原一騎・原田久仁信:

« 熱風の虎/村上もとか | トップページ | 1・2の三四郎/小林まこと »