試験あらし/聖日出男

聖日出男さんの作品で1975年ごろ「週間少年サンデー」で連載されてた「試験あらし」です。作者はその後消えてしまったため、しばらく忘れた存在であったが、つい最近、古本屋で見つけて購入した。今となっては、なかなか手に入らない作品です。
なお、「聖日出男」さんの活躍した期間は、1975年~1980年前後で、この作品以外には「少年ビックコミック」に連載された「生徒ドンマイ」しか知らない。その後は青年誌で描いていたような…
絵が結構こなれているからマンガ歴は長そうですが、過去はよく知りません。
ストーリーは、
「嵐次郎吉は、手品界の星をめざす中学三年生。母は、次郎吉を、亡き父と同じコース、名門・大竜高から東大へ進学させたいと、思いつめている。が、次郎吉は、勉強が大キライ。ある日母が、病気で倒れ、うわごとにまで、”大竜高へ”とつぶやくのを聞き、次郎吉は一大決心―――手品を利用したカンニングで、みごと難関を突破、大竜高へ入学。しかし、西の灘高、東の大竜といわれ、東大合格率№2を誇る大竜高での授業はきびしく、あけてもくれても、試験、試験、試験の連続。次郎吉は、華麗なるカンニング・テクニックを用い、今日も、試験に挑戦中!!」←作品より抜粋
まぁ、上の説明通りの内容なのだが、このマンガ結構ブームになった。なんと読者からカンニング・テクニックを募集して紙上で公開していた。これにつられてカンニングした人も多かったと思われる。
この頃って大胆なマンガが多いですね。きっとPTAから抗議があったはずです(^_^;)
「試験あらし」は、その後、小林よしのり氏の「東大一直線」にも影響を与えているようです。多分、この作品がなかったら東大神話をネタにしたマンガは描かれなかったんじゃないかと想像します。
しかも学校生活の中の試験をテーマにしているマンガって、これが初めてと思う。
そんな意味では、その後のマンガに多大な影響を与えた歴史的なマンガって気もする。
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