大東京ビンボー生活マニュアル/前川つかさ
一話が、たった4~6ページのマンガでありながら、連続性があり、登場人物に対しての感情移入も出来るという、エッセイぼい気もするが、やはりストーリー性がある変なマンガ「大東京ビンボー生活マニュアル」です。1986年-1989年に「週間モーニング」に連載された「前川つかさ」さんのホノボノ系の清貧物語です。
東京の下宿屋「平和荘」に住む主人公「コースケ」と彼女や近所の人たちとの交流を描いた、ビンボーがテーマのマンガですが、悲壮感が全く無くて、むしろ幸せとか自由を感じる。今でいうフリーターの人生観のようなものを描いていると思えます。節約ネタも豊富で、いかにお金をかけずに生活をエンジョイするか、お金をかけない貧乏料理もあり、バブルの絶頂期に連載されるより、現在連載されていてたほうが合うように思います。
僕は20歳から、ずっとサラリーマンなんで、コースケのノンビリした生き方に憧れます(~o~)
ビンボーなのに焦ってない。
ビンボーなのに彼女がいる。(しかも美人)
ビンボーなのに幸せ。
ビンボーなのに困っていない。
ビンボーなのに・・・・
大都会のド真ん中、男ひとりで生きるには、ビンボー生活当たり前!!でも、ちょっと頭を働かせれば、ビンボーだってこんなに楽しく暮らせます。要は気持ちの持ち様なのだ。充実したビンボー生活(?)を送る主人公コースケと理解ある彼女、そして彼らをとりまくご近所さん達の、心温まる、しかも役立つビンボー生活マニュアル!←単行本裏表紙より抜粋
大東京ビンボー生活マニュアル←人生のバイブルになるかも(^_^;)
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コメント
年代が近いせいだけじゃないと思いますが、趣味があいますね。今でも実家に大切に保存版にしてある漫画です。
僕はコースケにフリーターの人生観というより、漱石の描いた高等遊民の末裔の姿をみます。
「それから」の大助や「彼岸過迄」の敬太郎は明治の時代の無産階級が生んだ遊民ですが、当時の明治がまさにバブル期と重なります。大助も敬太郎もあえて学生の頃からのスタイルを変えることなく、親の遺産を食いつぶす事を選択します。
エリート階級の消滅とともに高等遊民も姿を消しますが、現代においては東京という物質的な豊かさに裏打ちされた生活を少しシフトするだけで、ビンボー(実は精神的に豊かな)生活が実現できるという事をまさにマニュアル化してくれた漫画でした。
投稿: アスラン | 2005/05/24 00:58