リュウの道/石森章太郎
どっからどう見ても1968年公開の映画「猿の惑星」の影響を強く受けたと思える作品で、1969年に「週間少年マガジン」に連載された「石森章太郎」さんの「リュウの道」です。これが「リュウ」三部作の未来編にあたるそうです。
宇宙船が地球に帰還するシーンから物語が始まるが、無事着陸した世界は見るも無残な姿になっていた。帰還した宇宙船で冷凍睡眠から目覚めたのは、主人公「「柴田リュウ」だけで、他の乗組員は全員死に絶えミイラとなっていた。核戦争後の未来で生き延びた人類を探すリュウの旅が始まる。
やっぱ、どっからどう見ても「猿の惑星」の設定だと思うが、猿が地球を支配していた訳じゃないから、まぁいいかぁ…でも、地球への帰還シーンは絵も映画とそっくりでした(^_^;)
この間、「原始少年リュウ」について書いたら、「リュウの道」もウズウズと見たくなり神保町の古本屋で購入したんだけど、予想より安かったんで大人買いして読破した。「猿の惑星」にヒントを得た作品らしいけど、それを意識しなければ十分おもしろい。
最後なんかは、神の領域にまで踏み込んでエンドとなる。非常に崇高な作品でありました。
個人的な想像なんだけど、1970年前後って、テーマが壮大で崇高な作品が多いように感じます。古い世代(手塚治虫の世代)の漫画家がピークを迎えた時期、神がかり的に人類や生命といった難しいテーマに取り組んだ時期だったように感じる。同じ作家でも、その後の作品よりも完成度は抜群に高いと感じます。
僕なんかは世代的に、無気力とか軽薄短小が流行った世代で、平和ボケが身体に染み込んでいるから、この時代のマンガって真面目で難解でスゴイ高級だって感じます。
リュウの道←中古しかありません。
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コメント
70年ピーク説については私も
http://homepage1.nifty.com/sunano/newpage3.htm
に書きましたのでごらんください。
投稿: 砂野 | 2005/04/25 13:39
ラスト部分は「2001年宇宙の旅」ですよね。
ロボットシティのコンピュータルームの見開きも、宇宙の旅の冒頭の宇宙船内シーンと
同じ絵です。
私は先行SFを知らずにリュウの道を読んだのでその時は大変感動しました。
投稿: 砂野 | 2005/04/27 07:20
原始少年リュウが太古編、リュウの道が未来編とすると現代編は?
原始少年リュウも、不覚にもコミックスは、2巻まで。
原始少年リュウのラストは、どうなるのか気になるところです。
投稿: 有栖川アオイ | 2011/11/12 13:33
調べたら、リュウの現代編は、「番長惑星」のようですね。
投稿: 有栖川アオイ | 2011/11/14 10:58