サザンクロスキッド/石川賢・高千穂遙
宇宙を舞台にした西部劇、復讐劇という表現で良いかと思うが、かなり本格的なSFマンガ、「石川賢」さんの「サザンクロスキッド」です。1982年に「週間ヤングマガジン」に連載され、この時代だと「スターウォーズ」の影響が全世界的に蔓延していた時期で、日本のマンガ界も、やはりかなり大きな影響を受けていた。「寺沢武一」さんの「コブラ」にも見られるが「スターウォーズ」的な宇宙観がSFマンガを支配していた。
で、「サザンクロスキッド」ですが、原作は「高千穂遙」さんで、マンガの雰囲気から「クラッシャージョー」を連想してしまう。しかもメカニックデザインは「スタジオぬえ」である。確かに似ているんだけど、さすがに「石川賢」さんが混じると一味違ってくる。ダイナミックプロの”らしさ”が味付けされる。
僕は、この作品とマンガ版の「クラッシャージョー」(細野不二彦さん)を比較してしまうのだが、断然ダイナミックさとかオドロオドロ感が「サザンクロスキッド」の方が上を行っていると感じる。しかも、原作付きなんで、ダイナミックプロ特有の終盤でのこじ付けが無く潔く完結しているのが良い(~o~)
惑星ゴリアスでワープ航法に必要なマルチニュウム探索中に、父親を殺され、自分も殺されかけた少年タツヤが成長し、肉体を鍛え上げて、敵討ちをする。未来の西部劇のような話だ。メカに頼り過ぎないで生身の肉体で、パワードスーツや超能力者と戦う部分は、「さすがダイナミックプロ!」と感心する。ロボットに豪ちゃんの落書きをしていて、ロボットが「ゲス」と言う部分も「さすがダイナミックプロ!」と関心した(~o~)
残念なのは短かすぎたこと。わずか2刊で完結では物足りないです。
サザンクロスキッド←もう中古でしか手に入りません(T_T)
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