すすめ!!パイレーツ/江口寿史
「江口寿史」の最高傑作といえば「すすめ!!パイレーツ」をあげる人が多いだろう。最初の連載にして、比較的まともに終了した唯一の作品ですが、後から考えると、これで全て出し尽くしたんじゃなかったのかと思えます。
1977年~1980年に「週間少年ジャンプ」で連載されました。
横の絵は最終刊、第11刊ですが、これを現在見直してみると絵の完成度の高さとか、ギャグセンスの素晴らしさなど当時の「江口寿史」の天才的なノリが最高潮だったと想像されます。
最終刊になると、「すすめ!!パイレーツ」というタイトルとは裏腹に、野球の話は少ししか出てきません。主人公(だったはずの)富士一平も登場が少なく、他のキャラクターが好き勝手に行動しています。野球がネタである必要が無くなっています。更に、作者や編集者が出てきての楽屋落ちもあり、作者が病んでいたのは明白です。ダラダラ続かず、ここで終われて良かったのではないかと、今だとそう感じます。
この第11刊には「江口寿史」のギャグ最高傑作と今でも信じている「史上最大の生中継の巻」が載っている。「粳寅満次」らしい人物が食堂に入り、次々と「こんだて表」の順に注文し店のメニューを全て食べ尽くす。テレビ中継(千葉テレビ)までされ、最後、満次が去った後に店の親父がつぶやく。「くいにげだ…」
この回は「週間少年ジャンプ」を読みながら大笑いしていたのを思い出します。やっぱ連載中に大きなサイズでリアルタイムに作品を読むというのが、スタンダードな漫画の楽しみ方で、これ以上の笑は後から単行本を読んでも感じれません。
←(「史上最大の生中継」最後のコマです。)
天才「江口寿史」の旬の時期に「週間少年ジャンプ」を楽しめたことを幸運だったと思います。
すすめ!!パイレーツ←野球ギャグマンガの最高傑作
すすめ!!パイレーツ『ウィキペディア(Wikipedia)』
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コメント
懐かしいです。
このマンガが連載している頃にちょうど私の贔屓チームのスワローズが初優勝したのですが、しっかりネタにされていました・・・・。
そう言えば、今年快調の千葉ロッテマリーンズが千葉に移ってくるときに「生まれ変わるために新しい名前を募集します」と言ったときに1位がパイレーツだったというはなしを聞いたことがあります。ロッテ側は「メジャーに同じ名前があるので」と却下し、3位か4位の「マリーンズ」にしたとか・・・・。噂ですけど。
投稿: 安保 仁 | 2005/05/04 02:26