まんがの秘密/手塚治虫・ビッグ錠・石森章太郎・古谷三敏・ほか

これは1976年「小学六年生」7月号の付録「まんがの秘密」です。漫画家の自伝や漫画家へのアンケートで構成されています。
当時の漫画雑誌には、こんな別冊付録がついていてすごくうれしかったものだ。
収録作品は「手塚治虫伝ゴッドファーザーの息子」、「エッコ(藤原栄子)のジャジャ馬日記」、「川崎のぼる伝(絵:ビッグ錠)」、「凸凹コンビ藤子不二雄伝(絵:石森章太郎)」、「赤塚不二夫伝(絵:古谷三敏)」、他
当時の人気作家の自伝を本人、または仲のヨイ漫画家が描いていて、かなり濃い内容です。

中でも一番印象に残った作品は「手塚治虫」さんの自伝で「ゴッドファーザーの息子」は今でも内容を覚えているほど出来が良かった。この別冊付録が初出だったかどうかは不明です。
昭和初期のノスタルジーが香る、漫画家の自伝にしてはかなり面白い作品です。
「手塚治虫」が16才くらいの話で、手塚の漫画を理解し応援してくれた番長との交流を描いている。やたらと怖い番長の「明石」が手塚の漫画を見ることで手塚にだけは優しくなり、手塚の家まで漫画を見に来たり、手塚が明石の家まで遊びに行ったりしていた。
明石はヤクザの大親分「明石会」の息子で、それでタイトルが「ゴッドファーザーの息子」となったらしい。
漫画はうまいけど運動が全くダメな手塚を、マラソン大会で助けたりしていた。
最後、明石は戦争で死んだところで終わっている。けっこうホロっとする物語でした。
ゴッドファーザーの息子←手塚治虫漫画全集に載ってます。
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