はるかなる朝/星野之宣

「星野之宣」さんの初期の短編集「はるかなる朝」です。1975年-1976年に「少年ジャンプ」に掲載された作品をあつめています。絵が今ほどうまくなくて少し泥クサイが個人的にはこの時期の絵が大好きです。ストーリーも本格的なSFで、デビュー当初から”天才”の片鱗を見せ付けてくれます。
収録作品は
「はるかなる朝」←第9回手塚賞入選作。アトランティスの時代に地球規模の大変動を予測して大気圏外に一時避難したアトランティス人の話。ツイングース隕石と現代まで生き延びたアトランティス人を結び付けている。このころからアトランティスが好きだったようです(~o~)
「カルネアデス計画」←パラレルワールドに迷い込んだ、もう一つの地球の話。なんと地球ごと破壊してしまいます。自分が助かるためにやむを得ない場合は、他人を殺してもよいという「カルネアデスの舟板」をSFの世界で宇宙規模で実現してしまった、、、規模がデカイ!

「鋼鉄のクイーン」←コンピューター「ミス・エバ」により動く実験的な宇宙船内で、人間に反逆しようとする機械と人間とのポーカー勝負が始まった、、、これがデビュー作だったようです。絵が親しみやすくて好きですね(~o~)
「四次元の爆撃機」←四次元に迷い込んだ現代の飛行機と原爆を搭載したB29がすれ違い、お互いに現代と過去が入れ替わった話。乗客の心理描写が素晴らしい。
「葬送船団」←人口が増えすぎた地球から火星に人類が移住する話。人口を減らすために宇宙船を爆破とかスリリングです。
タイトルもそそられる。
「荒野への脱出」←交通事故にあった男がサイボーグ手術される話。ラストにどんでん返しがあります。
はるかなる朝←「星野之宣」さんは昔の方が良かったと思う。絵から当時の少年ジャンプを連想しちゃいます。
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