60億のシラミ/飯森広一

動物漫画の巨匠「飯森広一」さんが描いたSF「60億のシラミ」です。1979年頃に「月間少年チャンピオン」に連載されました。SFでも動物が出てくるあたりは、やっぱり「飯森広一」さんだと納得しちゃう作品です。
「60億のシラミ」とは地球に寄生する人類のことです。
動物園の園長に子供が生まれるところから物語が始まるんだけど、これが九つ子で1人だけが生きていたっていう出だしだった。で、八月なのに東京で雪が降るとか、動物園のゾウがマンモスを生んだりと、古代生物が現れたりと異様な状況が続いていた。
これは全て地球が氷河期に入ったために生じた現象で、その後人間が力を合わせて生きていくって感じのストーリーでした。動物園の園長の子供が生まれてスグ超能力を使ったり、敵のような人物がキリストの生まれ変わりだったりで、神と悪魔の闘いのような雰囲気もあったけど、その辺りはアヤフヤな感じで終わっています。
いろんな要素が混じり合った「飯森広一」さん独自のSFで、他の作家のSF作品と比べると、やたら暖かい気がします。この時期は異常気象が話題になっていたから氷河期をテーマにしたんだと思われます。

←数学の天才「コーケン博士」が出てきますが、「アイン」の原型のようです。
60億のシラミ←暖かいSFです。
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コメント
こんばんは。遅ればせながらTBありがとうございました。
以前こちらに来たのはやはり「ぼくの動物園日記」を検索していた時でした。
飯森先生のような地味な良作って案外取り上げられないのが悔しいです。
そういうわけで私からのTBは「動物園日記」の方へしますね。
私はジャンプコミックスのものしか読んだことはありませんが、先生の動物漫画は大好きです。
時間ができたら他の作品も読んでみたいですね。
ーーそれにしても沢山漫画を読まれてレビューを書かれていますね。(すごい!)
知ってはいても完読したとなると数はめっきり少なくなります。
これからも頑張ってください!
投稿: mieru | 2005/11/06 22:40