銭ゲバ/ジョージ秋山

「この世では銭がすべてズラ。」
1970年に「週間少年サンデー」に連載された「ジョージ秋山」さんの「銭ゲバ」です。人間の心の醜さを、醜い顔で生まれた主人公「蒲郡風太郎」が絶妙に表現しています。
この世は金が全て、金があればなんでも出来る、金のためならなんでもする、金のためなら人もだませる、金のためなら人も殺せる、、、、っていう金の亡者物語です。
幼いころに父親が女をつくり出て行き、母親が病気になり金が無いがため医者にみせられず死んでしまった。それから人の金を盗むようになり、それを咎めた近所のお兄さんを殺すところから「蒲郡風太郎」の金のための人生がはじまる。
金持ちの社長にとりいって運転手になり、娘(生まれつきアザがあったり足が悪い)と結婚までしてしまう。
「人間は見た目じゃなく心です」なんてセリフを言っていたかと思えば、結婚後は社長の家に火をつけて殺してしまう。そうして風太郎は社長になるんだけど、幼いころに家を出た父親があらわれて金をせびるようになり、、風太郎の子供が出てきたり、、、グチャグチャに醜い人生ドラマを繰り広げます(^_^;)

こんな銭だけの人生を見ていると若干気持ち悪さが込み上げてくるけど、ひょっとしたら自分も”そう”ではないか?と考えさせられてしまう。
「ジョージ秋山」さんは心理描写が抜群にうまいと感じます。何故かこの時期は、こんな人間の心の部分をいやらしく克明に描いています。
銭ゲバ←善良な人なら気持ち悪くなる作品です。
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コメント
「アシュラ」「銭ゲバ」は同列に扱われることがありますが、前者はテーマ以前に作品の構成が破綻していました。必然的な流れが無い。
後者は物語としてキチッと成立しています。
投稿: 砂野 | 2005/11/08 23:01
こんにちは。TBありがとうございます。
いつも記事を楽しみにしています。
TBがWってしまいました..orz。削除よろしくお願いします。
投稿: bibliophage | 2006/01/05 21:04